学校長挨拶

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 青森県立名久井農業高等学校は、霊峰名久井岳を背に馬淵川を臨む南部町に位置します。昭和19年(1944年)に学校組合立名久井農業学校として開校し、昭和23年(1948年)に現在の青森県立名久并農業高等学校に改称しましたが、昭和46年(1971年)に現在の高台へと移転したのをきっかけに、学校をあげた緑化活動が始まり、現在の緑豊かな学び舎が誕生しました。昭和60年(1985年)には、緑化推進運動功労者として内閣総理大臣賞を受賞しています。

こういった名久井農業高校の緑化活動を象徴する言葉に「緑育心(りょくいくしん)」があります。これは「緑は心を育てる」という意味で、在校生はもちろん、地域で活躍する卒業生にとっても大切な言葉として長年にわたって受け継がれ、実習や研究活動、ボランティア活動など、あらゆる場面で、その精神が活かされています。

そして近年では、環境等をテーマにした研究活動が、各種コンクール・コンテストで評価され、ストックホルム青少年水大賞国際大会グランプリ、テクノ愛グランプリ、イオンエコワングランプリ環境大臣賞、ジャパンSDGsアワード内閣官房長官賞などを受賞し、国内はもとより、世界からも注目されています。

現代はグローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化しており、予測が困難な時代となっています。生徒たちがこのような社会の変化に対応するため、本校では、地域課題の解決や環境保全に向けた、企業等との共同研究を推進し、農業のグローバル化等に対応できる専門性と地域に貢献する態度を養うとともに、異年齢交流や社会奉仕活動を通して、責任感を養い、広く生命を尊重する心を持った、社会の健全で持続的な発展を担う人財を育成します。

今後とも、本校の教育活動に対しまして、ご理解ご協力をお願い申し上げます。

 

青森県立名久井農業高等学校 校長 小笠原 理 高